Apolloデモ@デブサミ
デブサミ行ってきました。目的はもちろんApollo。
Adobeの上条氏のセミナーとFlexCoder/FlexUG/クラスメソッドの横田氏のセミナーを拝聴しました。
上条氏のセミナーに関しては色んなWeb上のリソースで大雑把に掴んでたApolloの概要を再確認した感じ。要約すると、Apolloというのは
- HTMLやCSS、Flash/Flex、PDFなど、これまで培ってきたWebアプリケーション開発手法がそのまま活用できる
- Webアプリケーションの「クロスOS実行環境」
- ブラウザなどに依存せず独立のアプリケーションとして実行できる
- ファイルのIOがあるなど旧来のWebアプリケーションよりも自由度が高い
といったもので
- ウィンドウの要素は自由にデザインできるので、ウィジェットのようなものを作ることもできるし、丸型のアプリとかも作れる。
- WebKitベースのHTMLのレンダリングエンジンを持つのでブラウザ的なものを作ることもできるし、AjaxもHTMLも活用できる
- HTMLでレンダリングされた部分もFlashの一部として活用できるし、逆もありえるし。swf内にHTMLを表示してその中にさらにswfがあるとかも可能。
- ローカルファイルをApolloアプリ上にドラッグする、ということなどもできるらしい
というなんだか凄まじいものだということです。
但し基本的にはあくまで「Webアプリケーション」の実行環境なので、例えば「iPodのようなデバイスとの連携のためのIO」だとかいった機能まではないとのこと。
また、Apolloアプリケーションを作成するための「Apollo Developer Tool」などはFDTと同じく無償で提供予定だそうです。それから3月頃にパブリックベータがリリースされるかも、とのこと。
クラスメソッド横田氏のセミナーではそのApolloで作られたものの実際の例をたくさん見ることができました。
- サーバとの接続デモ
- ディレクトリの作成、ファイルの作成、ファイルの読み書き
- エクセルから吐き出したローカルのExcelXMLファイルをApolloで読んでDataGridに流し込む
- HTMLをレンダリングさせた上で、回転や透明度の変化、blurフィルタをかける
といったデモが立て続けに実演されました。色んな意味で衝撃的。
ファイルのIOについては、セキュリティなどの問題もあるので、最終的にはある程度の制限がかかる可能性が高いとのことでしたが、ローカルファイルの読み書きができるだけでもだいぶできることが増えそう。
これは確かにかなりの可能性のあるプラットフォームだと思いました。ビジネスツールとしても、クリエイティブツールとしても。
これは本格的にFlex/Apollo/ActionScript3のマスターを目指すべきだと思う。がんばろ。