Nintendo DSiを見てなんとなく思ったコンテンツ流通のこと。

DSiGBAスロットが廃止になったのを見て何となく思った。これってものすごく穿った見方をするとある意味「中古ソフト市場を潰す」企みだなー、と。配信型にすることで「中古」っていう流通形態はありえなくなる。そうするとコンテンツの提供を提供者サイドで完全にコントロールできて収入にもきちんとつなげられる。

コンテンツの流通にとって「提供者がコントロールできる」っていうのは一番大事な事だなー、ということを最近よく思ってて、Appleなんかはその辺色々うまいよなー、と思ったりする。

近い話だとたとえば、アニメとかyoutubeにアップロードされるのが前から問題になってるけど、どこかの誰かに勝手にアップされるよりは、公式に無料で配信して、そこから広告収入やグッズ・DVD販売などにつなげる方が(それがベストとは言えないにせよ)商売としては賢い気がする。

要するにコンテンツに魅力があり、かつきちんとコントロールできる状態であればそれを商売につなげる方法は多分いくらでもあって、だからコンテンツ配信的な事を考えるならどうやってユーザを敵に回さずにすべてをコントロール下に置くか、を意識する必要があるんだろうなー、とかなんとかそんなことをぼんやり思った今日この頃。