人間の脳の情報を全て保存することによって、人間は不死となる

http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050523/050522093207.qzaswo1p.html

全然ありえる話だとは思いますが。
でも、これが実現したとしたら、「生」「死」の境界線があやふやになって、色々問題起こるでしょうね。死が認定されないから遺産はどうなるんだ、とか。コンピュータに保存された脳の情報に基づく「人」に、人権を認めるべきなのかどうなのか、とか。
あまり明るいビジョンが見えてこない。
というよりも、そうやって不死である事によって人間が得られる利益とはなんじゃらほい。

ピアソン氏はまた、コンピューターの飛躍的な進歩のあり方からすれば、2020年までには「意識」を持ったコンピューターの開発が可能になると指摘。意識のあるコンピューターには感情も生まれると予想した。同氏は感情を持ったコンピューターの応用例として、航空機制御プログラムへの導入を提唱。「墜落を前にしたコンピューター制御プログラムは恐怖を覚え、何としてでも墜落を回避しようと全力を挙げるだろう」と語った。

コンピュータに感情が生まれる。
その感情が人間と同じだとしたら、恐らく「死」に対する恐怖を感じることになる。
墜落を前にしたコンピューター制御プログラムが恐怖を覚えたとしたら、例えば墜落を回避するために、自らに搭乗する人間を全て落としてしまう、とか、そういった事態もありえる、っていうことなんでしょうかね。

とりあえずまたこれをネタに短編の一つでも練ってみることにしよう。