効率のよいデザインワーク
http://d.hatena.ne.jp/tikeda/20060515/1147698815
を見て。
「使うソフト」の話になってしまうけど、自分の場合、「効率のよさ」を考えるなら、他の人と組む必要がなくて、自分一人で作っていいって場合はとにかくFireworksを使う。
Fireworksのいいところって、
- とにかく一つのソフトで作るところからスライス切って書き出すところまで完結できるし、書き出すスライス画像の名前や画像形式なども一画面完結で決められる。
- ベクターもビットマップもそれぞれそこそこちゃんと扱える
- WYSIWYG(制作時に画面上で見えてるものがそのまま書き出されるものと同一(圧縮による劣化はひとまずおいといて))
- 単位の基本が「ピクセル」
- ショートカットが(個人的に)すごく直感的で好み=スピーディに作業が進められる。
- 「シンボル」が使えるので、同じようなパーツをたくさんページ内に配置してる時に、変更を一気に行える(これはイラレでもできるけどFireworksのが使いやすい)ボタンシンボルとかかなり便利。
- 最近CSSで組むようになってからはほとんど使ってないけど、スライスにあわせてHTMLの書き出しまで面倒見てくれる+Dreamweaverとの連携も可能。
などなど。おかげで大分作業スピードは上がったし、変更があった時にも対応しやすくなったような気がする(といってももともと最初からFireworks派だったので、Photoshop/イラレでのワークフローは十分には知らないのですけれども)
もちろん↑の機能の多くはPhotoshop+ImageReadyとかイラレでもできるんだけど、「これが一つのソフトでスピーディにできる」というのが実は物凄く重要。
印刷物用途などにウェイトが置かれてるphotoshopなどと比べて「Web制作」に特化したソフトだから、その分Web制作向けの場合には使いやすい部分が多いのです。DreamweaverやFlashなどとの連携もとりやすいし。
ただ、Fireworksは、
- 文字組みのエンジンがひどい
- エフェクト(Photoshop/イラレでいうところの「効果」とか「フィルタ」)の質が非常によろしくない
- ところどころ動作が怪しい(エフェクトかかったものをグループ化/グループ解除した時の動作とか、直線引いてるつもりがなんか曲がるとか)
- パスが若干いじりにくい
ので、その辺の「つきつめた」品質が欲しい時にはイラレとかも併用するけど。