音楽まわり

  • Amazonとかのレコメンデーションって、役には立つけど受動的な要素が大きい。少なくとも「このCDいいから聞いてみてよ」「聞いてみたけどすげぇよかった」みたいなコミュニケーションには向かないし役に立たない。
  • レビューとかもやっぱり何かレビュワーとの「距離」を感じる。
  • 頑張って探して見つけた時とか、「発見」の喜び、っていうのもあるよね。
  • 「自分だけが知ってる」「俺最先端かも」「みんな知らないだろうなー」みたいなニヤニヤ感とか。
  • 見つけたものが周囲に受け入れられたときの嬉しさとか内輪感(?)とか。
  • そしてその苦労と喜びがあるからこそ、他の人に勧めてみようっていう気になったりもするのかな、と。
  • 音楽なんかはコンテンツ量が膨大だから「探す」だけでも一つの才能。
  • レアグルーブ、みたいに昔のかっちょいい音源発掘してきた人がほめられる場とか空気感とか。
  • アルゴリズム的な手法でのレコメンドじゃなくて、もっと泥臭い、テープの貸し借り+感想必須みたいなノリのほうが熱があって楽しそう。
  • 「俺のテープ」「俺のMD」みたいな。
  • このデジタル時代にあえて「貸し借り」ってなんか面白そうかも。
    • 自分の持っていられる曲数に制限があって、それを人に貸せる。
    • 貸した時は代わりに相手の曲のなかから借りられる、みたいなのをコアした感じ。
  • そういえば「人を賢くする道具」という本で一番印象に残ったのは、「機械やシステムの都合/発想ベースでものを考えるな、人間中心で考えろ」というような内容だったなぁ、と。
    • たとえば自然言語は人間にとって使い勝手がよく心地いいものだから今のような機械的に解釈の難しい言葉になってる。それを機械中心の見方で機械に合わせて言語を新たに作るとか、正しい文法で喋るように強要するなど言語道断、みたいな。
  • フォークソノミー(笑)とかそういう「システムでどうにかする」みたいな発想をゼロに戻して、人と人とのやりとり、感情の動きとかそういうのベースで考え直した上で、力を借りられるところはシステムのパワーを借りる、と。
  • どうしてもプログラム書いたりしてるとシステム中心の発想になるからそのあたりは本当に気をつけたほうがいいなー、と非常に最近思う。